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驟雨

TRPGシナリオ作者に100の質問


ハッカ海岸さまよりお借りしました。



●ご自身について


Q001:まずはペンネームを教えてください。

A001:「驟雨(しゅう)」です。

    そのままだと「しゅうう」ですが、名前として呼びやすいので。



Q002:ペンネームの由来は?

A002:筋金入りのアメフラシのため……。



Q003:シナリオを頒布しているサークル名と、サークル人数は?

A003:「白雨堂(はくうどう)」、ひとりサークルです。



Q004:サークル名の由来はありますか?

A004:白雨も驟雨も ゆうだち です。



Q005:質問回答日を教えてください。

A005:2023.7.23です。



Q006:シナリオ執筆歴は?

A006:2015年ごろから書き始めました。うわ、8年?



Q007:是非代表作をご紹介ください。

A007:処女作かつリプレイ動画にもした『つまさき奇談』でしょうか。

    最初の作品には作者の総てが詰まっているとはよく言ったもので……。



Q008:制作しているシナリオの主なシステムを教えてください。

A008:クトゥルフ神話TRPGの旧版・新版です。

    本当はインセインも作りたいです。



Q009:ご自身を元にそのシステムでキャラクターシートを作ったとしたら、

    メインとなるであろう技能やスキルを3つまで教えてください。

A009:言語(日本語)とコンピュータと乗馬……?



Q010:TRPGシナリオ制作以外に、現在行っている創作活動はありますか?

A010:現時点では立ち絵などを少し書く程度です。

    もともと三国志系の二次創作をやっていました(今はお休み中)。



Q011:TRPGシナリオ制作は、現在の創作活動のメインですか?

A011:メイン……かもしれません。寡作なので、相対的なものですが。



●TRPGプレイヤーとして


Q012:TRPGプレイ歴は?

A012:たぶん9年です。



Q013:TRPGを知った切欠は何でしたか?

A013:友人が「これ遊びたいからまずは動画を視聴してほしい」とURLを投げてくれました。



Q014:初めて遊んだシステムとシナリオを教えてください。

A014:クトゥルフ神話TRPG旧版、内山靖二郎『霧に浮かぶ都市』です。



Q015:持っているルールブックとサプリメントをご紹介ください。

A015:長いので略称で……。

   CoC6→基本、ガスライト、帝国、幻夢境、2010、2015、カルトナウ、マレモン、キパコン

   CoC7→基本、2020、マレモン1,2

   インセイン→基本、DL、SCP、ディオダディ荘

   マギカロギア→基本、スタートブック

   シノビガミ→旧版基本



Q016:一番好きなルールブック・サプリメントは?

A016:マレウス・モンストロルムは読み物として楽しんでいます。

    収録されているリプレイが好きなのはインセイン基本。ホラーしてる。


Q017:よく遊ぶシステムは?

A017:クトゥルフ神話TRPG旧版が最多です。最近は新版も多め。



Q018:もっと遊びたい、遊んでみたいシステムはありますか?

Q018:マギカロギア! あとインセインSCPは一度でいいからプレイヤーをやりたい。



Q019:自作シナリオをGMとして回すことは多い?

Q019:世間の平均がわかっていませんが、多い方ではないかと(全作累計だと50~60回くらい?)

    公開したからにはフィードバックも反映したいし沢山回したい方です。



Q020:セッション相手の募集はどうやっていますか?

Q020:自作に関しては、友人と遊ぶために書くことが多いので、まずは友人に。

    交流のある方には直接お声掛けしたり、SNSで募集することも。

    自作に対し「これを遊びたいのでGMを探している」と

    SNS上で仰っていただいた方に突如お声掛けすることもあります。



Q021:ひと月にどれくらいセッションをしていますか?

A021:短いものや、月をまたいで長くやるものも含めれば1~5回くらい。



Q022:オンラインセッションはボイセ派?テキセ派?半テキ派?

A022:ボイセ、半テキセ(メタ会話しつつテキストでロールプレイ+状況描写)が多いです。

   体感としてはボイセ2-4割、半テキ6-8割くらい。

   通話なしのテキセは、自分の好みの作品を遊ぼうとすると非常に長くなるので、

   今はいわゆる置きレス卓中心です。



Q023:その理由は?

A023:ボイセはプレイヤーの声や表情から生まれるその場の空気が好きです。あと速い。

   半テキはキャラクターを確立しやすいのと、後から読み物として長く楽しめる。

   なお、ボイセ好きですが得意ではないです(滑舌と発想の瞬発力の問題で……)。



Q024:オンラインセッションの際の使用ツールは?(ココフォリア、Tekey、Discord等)

A024:ココフォリアとDiscordが中心です。懐かしのどどんとふはむせる中心でした。



Q025:そのツールのおすすめポイントは?

A025:どの環境も住めば都ですが、視覚・聴覚的表現のUIが強いと思います。

    テキストあしらいや秘匿処理はTekeyのほうが感覚的にやりやすい気はしますが……。



Q026:オンラインのキャラクターシート作成・保管ツールは使う?

A026:CoC6,7はキャラエノをお借りしています。サイフィク系はキャラクターシート倉庫。



Q027:そのツールを選ぶ理由は?

A027:キャラエノさんは何より、ダウンしないのがありがたいです。視認性もよく

    広告もなし、マクロ能力値を出力してくれるのもありがたい。



Q028:自分がGMをする際、ハウスルールは設定していますか?

A028:CoC6版では採用しています。

    空腹、睡眠、暗闇、気温などの補正、戦闘時の処理、成長処理など。

    状況に応じた裁定を、ある程度汎用化しているだけとも言います。



Q029:自分の卓で採用していてもいなくても、いいなと思うハウスルールや

    ローカルルールがあればご紹介ください。

A029:個人的にお気に入りなのが、クトゥルフ神話技能を要所要所で援用する判定です。

    魔導書の読解や呪文習得の際、言語にクトゥルフ神話技能の値を加算できるなど。

    また、神話技能とその他の組み合わせロールでエネミーの分析に使用する

    (装甲や無効な攻撃の種類を見破るなど)ルールを提示することもあります。



Q030:リアルダイスは持っていますか?

A030:はい。6面だけでも30個くらい……。



Q031:オフセやコンベンションに参加したことはありますか?

A031:友人とは旅館で旅行ついでに遊んだりしています。

    コンベンションは、私自身はいったことがないのですが、

    拙作をたまに遊んでいただいているのを見かけます。



●シナリオ執筆について


Q032:これまで世に出した(一般に頒布・公開した)シナリオは何本?

A032:7本です。1本はβ版なのでそろそろ更新します。



Q033:世に出ていないシナリオはありますか?

A033:回せるレベルまで作り終わっていて世に出ていないものは今はありません。

    が、作りかけだらけです。



Q034:作品の傾向や一貫したポリシーはありますか?作品ごとに様々ですか?

A034:できているかはともかく、「プレイヤーキャラクターが作中の状況に

    リアリティを感じ、主体的に思考・行動し、シナリオの要素がそれに

    応える」構造を作りたいという意識はあります。



Q035:得意な作品傾向は?

A035:現実感の強いホラー・ミステリだと思います。おそらく。

    コミカルなものやスケール大きなものも好物(特に後者は小説だと

    得意なほう)なものの、シナリオとしては書いたことがなく……。



Q036:書かないように意識している表現はありますか?

A036:描写的に何かを避ける(エロとか暴力とか)ことはあまり意識していません。

    ベルトコンベアプレイを強制しないよう意識はしているつもりです。



Q037:普段は書かないけれど興味がある表現・ジャンルがあれば教えてください。

A037:ジャンルとしてはサイバーものが好きですが、リアリティを求めるため

    ハードルがとても高くなっています。また、研究所もの・歴史ものも

    かなり好きですが、なかなか書けません。

    1925年の東京とか、208年の荊州とか、書きたいものはあるんですが……。



Q038:想定読者(プレイヤー)やターゲット層はありますか?

A038:いわゆるクラシック好みのプレイヤーや、ホラーを怖がりながら楽しめる方、

    世界や歴史の俯瞰的な表現に浪漫を感じる方に刺さるといいなと思っています。



Q039:得意・よく書く舞台設定やシチュエーションは?

A039:舞台は現代日本の地方都市~田舎が多め。大都会オープンシティも好きです。

    作中の状況を情景ごと脳内から出力するため、季節がはっきりしていることが多いです。

    また、登場する人間のいきざまや情動が生々しい点を褒めていただけることが多い気がします。



Q040:他の作者さんのシナリオでも見てみたいシチュエーションがあれば、是非教えてください。

A040:ここぞという場面で探索者が自分の職業技能や得意技能を発揮できる展開が好きです。

    災害現場での医師の応急処置やトリアージ、事故や事件発生時の警官の初動など。

    ハッカーの「ッターン!」なんかもいつでもやりたいです。



Q041:ついついよく登場させてしまう技能やスキルは?

A041:アイデア・知識。職業問わずそこそこ目標値が高く、情報を得やすいので。

    という色気のない実利面の回答を除けば、芸術関係や図書館が多いかもしれません。

    「必要な情報を探索する」行為としての図書館技能、大好きです。



Q042:制作環境を教えてください。(PC、スマホ、タブレット、モニター枚数など。)

A042:入力速度の問題でPCが一番多いですが、アイデアメモは手書き・スマホも。



Q043:主な執筆ツールは?(Word、textファイル、Googleドキュメントなど。)

A043:完成手前までEvernoteを使ってPC-スマホで同期を取り、整形はWordを利用しています。



Q044:ネタ帳はありますか?

A043:はい。といっても、Evernoteに書いたり手帳に書いたり、スケジュール帳の余白に

    メモしたりそこらの紙に書いたものを後から手帳に切って貼ったりします。



Q045:特定のシナリオについてでも、制作全般についてでも。インスピレーションはどこから?

A045:難しいですね……。基本、自分の頭の抽斗に詰め込んである「好きなもの」と

    システムの世界観、ルールブックやサプリメントの記述などが化学反応します。



Q046:シナリオ制作に当たって、資料集めはどれくらいしますか?

A046:そんなにたくさん読み込むことはないですが、登場させる神話生物絡みの原作を読んだり、

    関係する知識をざっと探して入門書や教本に手を出したり、データベースで研究論文を

    引っ張ってきたり。題材やテーマ・要素の近い小説や映画、ドキュメンタリー作品に

    目を通すことも多いかも。



Q047:シナリオ執筆の手順を教えてください。

A047:書籍やニュース記事で気になるもの、キーワードの辞書的な定義、ルールブック内の

    特定の記述、好みの伝承や逸話、芸術作品などをとにかく関連付けていきます。

    ストーリーラインに直結しそうなものをある程度選別・配置できたら、

    プレイヤーの視界からみて何がどのように進行し、何を解決する話にするかを考え、

    同時に背景(なぜそのような状況に陥り、今どのような問題があるのか)を考えます。



Q048:タイトルは制作のどの段階で決まりますか?

A048:わたしにとって、タイトルは作品の羅針盤なので、ほぼ最初に決めます。

    最終的にリネームすることもありますが、つけないと落ち着かない。

    タイトルがしっくりこないとシナリオを書き上げる気力を喪います。



Q049:シナリオ1本の制作期間はどれくらい?

A049:書こうかなと思ってから2年後に着手、などがザラにあります。

    もともと、ネット上にシナリオが多くなかった時代に友人と遊ぶために

    手作りしていたのがきっかけなので、自分が回せる程度のものができたら

    満足して手が止まってしまうことも……苦笑



Q050:執筆に行き詰まった時はどうしていますか?

A050:放置して他の遊びをします。やる気が出たら戻ってきます。



Q051:テストプレイは何回くらい行いますか?

A051:有人テストは最低1回で公開してしまうこともあります。

    上述の通り「自分が友人と遊ぶためのおもちゃ作り」であることが多く、

    一般リリースを目標としてテストを行うというより、遊んでもらって、

    せっかくなので遊んでもらったときの反省点を反映する気力が出たら

    整備を頑張って一般公開、という感覚が強め。

    その代わり、公開したものはいろんな人に回し、どんどんリビジョンを

    上げていきます。アジャイルっぽい感覚かも。

    一般公開を目指して書いたヰ書と怪談會は公開までに3,4回。



Q052:テストプレイ開始時点で、シナリオはどれくらい完成していますか?

A052:結果的に公開した時点を完成とみなすのであれば、身内に回す時点で

    ストーリーラインは99%確定。情報の出し方や順序、誘導や補助描写

    などの完成度は(一般公開した作品から逆算すると)60~70%くらい?

    ディティールはその場で埋めます。



Q053:テストプレイの方法を教えてください。

A053:基本的に自分が書いたものをプレイヤーに回し、詰まったところや気になる

    ところ、動きにくそうだったところを整備したり修正します。



Q054:シナリオ自体にハウスルールは組み込んでいますか?

A054:あまりよくないのですが、無意識に入ってしまうことが多いと思います。

    たとえば、図書館技能は「1判定に4時間かかる」とルールブックに明記されていますが、

    判定を要求する場面で、4時間もかからない前提でシナリオを作っていたり……。



Q055:シナリオ制作時、メジャーなローカルルールやハウスルールについては考慮しますか?

A055:特に戦闘などは、回避回数や貫通、再判定の有無などで極端に難易度が上下するので、

    自分が選択・採用・作成したルールと回す人のルールが違えば全く難易度が違います。

    ので、個々のルールを意識するというよりは、シナリオの進行上どうしてほしいかを書く

   (ここでは探索者をなるべくロストさせない、ここの情報は協力姿勢と引き換えに…

    などなど)ことを意識しています。



Q056:シナリオ完成から公開までどれくらいの期間がありますか?出来上がったら即公開しますか?

A056:自分が回せる状態=完成という前提なら、公開まで6年かかったものが……。

   (『双月半の朝を希う』は身内向けに書いたのが確か2016年で、リリースが2022年です)


Q057:主な発表媒体は?(紙の同人誌、PDFデータ、textデータ、pixiv、ホームページに掲載など。)

A057:PDFにして、個人サイトとBOOTHの2か所で公開しています。



Q058:シナリオ文書以外に、シナリオに付属(同梱/別売)しているものはありますか?

A058:マップ、背景画像、タイトルロゴ、NPC画像などを同梱していることが多いです。

    タイムテーブルやフローチャート(因果関係やルート分岐の把握用)をつけることもあります。

    基本的に、自分が回すときに必要かつ作れるものは作り、それを配布しています。

    NPC立ち絵などは卓をご一緒した方から提供いただくことも多々。いつもありがとうございます。



Q059:制作能力や予算が充分にあるとしたら、シナリオにどんな付属品をつけてみたいですか?

A059:リアルなマップが大好きなので、インスマスやアーカムのような、リアリティのある

    街のマップはいつだってつけたいです。図書館、城、工場、研究所といった

    大きめのクローズドサークルのマップもやってみたい。



Q060:シナリオの利用規約は策定していますか?

A060:はい。こちらです。



Q061:シナリオ改変は、どこまでならOK?

A061:作品の骨子を損なわず、回すうえで必要だと思う改変であれば、問題ありません。

    骨子が全く変わってしまう、白雨堂のシナリオである意味がなくなるような改変を

    されるのは困りますが、骨子がどこなのか?というのも読み手によって受け取り方が

    変わるところなので、難しいですね。



Q062:差し支えない範囲で、今まで見かけた自作シナリオの面白い改変があれば教えてください。

A062:ないかも? 改変した方としても、作者にわざわざ伝えることはあまりなさそう。



Q063:シナリオの略称や英訳タイトルなどは作者自ら発信していますか?

A063:短すぎて略しようのないもの(『ヰ書』『唯言』『怪談會』)がそれなりに……笑。

   最近はつけるようにしています。



Q064:エゴサしますか?

A064:定期的にクロールしていますが、作者に反応されるとウワッ(引)となる人も多いと

    思うので沈黙しています。



Q065:作品購入・作品を遊ぶ・感想の発信以外で、どんな方法の支援がうれしいですか?

A065:やはり挙げられている3点が最大の喜びポイントなので難しいですが、新作告知を

    広めてもらったり、セッションのログや制作物を見せてもらえるのは嬉しいです。



Q066:現在入手可能なもので、あなたの作品を初めて遊ぶのにおすすめのシナリオは?

A066:初か否かにかかわらず、人によって違うかもしれません。

    大まかな傾向を知ってもらうという意味では『つまさき奇談』ですが、

    他作品がじめじめリアルジャパニーズホラーばかりというわけでは……笑

    ソロで遊べて、雰囲気を把握しやすいのは『ヰ書』。



Q067:現在入手可能なもので、もっと手に取ってもらいたい・遊んでもらいたい

    隠れたおすすめシナリオをご紹介ください。

A067:自分が回していて楽しいのは『双月半の朝を希う』。探索者とプレイヤーが

    自らの知恵を絞ってリアルな探索を繰り広げてもらうのが好きです。

    あと、『怪談會』は大正クトゥルフですが、拙作中で一番コスト軽く遊べます。



Q068:シナリオ外で、ご自身でメディアミックスやスピンオフ

    (スチルイラストや前日譚小説など)を制作していますか?

A068:はい。最大のものはリプレイ動画ですかね……。

    余裕があるときは、特定のセッションの後日譚などもちょこちょこ書いたり。



Q069:シナリオ外で、シナリオの裏話をしていますか?

A069:シナリオ構造について、NPCについてなど、雑談などはけっこうします。

    が、それらをセッションに加味する必要がある/考慮すべきだとは思っていません。

    驟雨がいくら雑談でNPCや世界観を補足しようと、シナリオに追記していないうちは

    妄想みたいなものです。「シナリオから読み取れるものだけが正」ですのでご心配なく。



●外注について


Q070:シナリオ制作全般で<個人で作る部分/共同制作の部分/外注の部分>をそれぞれ教えてください。

   (シナリオ本文は個人、トレーラーは外注、など。)

A070:基本、自分で作ります。NPC立ち絵、マップなどは遊んでくださった方が厚意で

    描いてくださったりもしていて、配布許可をいただいたものは同梱しています。

    翻訳版も同様です。いつもありがとうございます……!

    現時点で外注は、友人に飯を奢って描いてもらったNPC立ち絵くらいで……笑



Q071:自分でもできる分野でも、クオリティや作業速度アップのために外注をする部分はありますか?

A071:マップと立ち絵は自作もしますが、ひとさまに描いてもらうことにより、

    わたしのテンションやモチベーションがアガります。



Q072:クリエイター探しはどうやっていますか?(知人へ声掛け、公募、コミッションサイトなど。)

A072:そもそも恵んでいただくことが本当に多くて……ありがたいことです。

    こちらからお願いするときは、交流のある友人に頼み込んでいます。



Q073:外注の際のクリエイター選びの決め手は?

A073:--



Q074:依頼を伝える際に注意していることは?

A074:--



Q075:あなた自身は依頼(コミッション)を受け付けていますか?

A075:いいえ。安定したモチベーションと品質と納期をお約束できるタイプではないので……。

    頼まれなくても急に書くことはあります。




●オフライン活動


Q076:紙の同人誌など、データ版以外の媒体は作っていますか?

A076:同人誌はずっと作っていましたがTRPGシナリオ本は出したことがないです。



Q077:紙の同人誌を作るとしたら、セッション向けの実用?コレクションアイテム?

A077:やるなら実用目的だと思います。



Q078:紙ならではのこだわりや、やってみたいことはありますか?(デザイン、演出、印刷の仕様など。)

A078:たとえば新聞記事をシナリオ内資料として出すとしたら、リアルに組版して

    コピーしてオフセのときに資料提示に使える! とかはやってみたいです。



Q079:他のシナリオ作者さんの紙の同人誌は購入しますか?

A079:まだこんなにオンラインでシナリオ頒布が盛んではなかったころは

    ちょくちょく買っていました。ただ、テキストセッションをよく遊ぶため、

    どうしても文字起こしが辛くて今は電子データでの購入がほとんどです。



Q080:オフラインの同人誌即売会に参加したことがあれば、参加歴を教えてください。

A080:オールジャンル即売会の時にTRPGジャンルを覗いたくらいですね。

    イベントに出ていたときは、自分自身が別ジャンルのサークルでスペースを

    取っているためバタバタとしていて……。



●色々


Q081:TRPGジャンル以外にも、現在・過去問わず同人活動を行っていますか?

A081:はい。



Q082:他ジャンルの活動歴があれば、ジャンルや活動内容を少し教えてください。

A082:三国無双シリーズ中心、三国志全般で12年ほど。

    ひっそりジョジョとかnmmn、文アルなどもやっていました。



Q083:TRPG以外のアナログゲームはプレイしますか?(人狼、マーダーミステリー、ボードゲームなど。)

A083:マダミスをちょっとだけ遊ばせてもらいました。

    ボドゲもやりたい。Dixitとかキャッチョコとかごきポとか……



Q084:テレビゲーム(要電源ゲーム)はプレイしますか?

A084:アクションRPG中心、ときどきノベルゲーに手を出します。

    お気に入りは、無双シリーズはもちろん、ベヨネッタ、DMC、大神、風ノ旅ビト、

    あとレイジングループとか。



Q085:小説は読みますか?

A085:はい。ミステリ、ホラー、SF、純文学、ファンタジーなど割と何でも読みます。



Q086:TRPG関連の動画・配信は見ますか?(プレイ配信、リプレイ風動画、解説動画など。)

A087:はい。実は最近のリアルタイムな配信はほとんど見たことがないのですが、

    往年の名リプレイ動画は多数視聴済で、ああ自分も遊びたかった……と呻いています。



Q087:ジャンル・媒体を問わず、創作観や世界観に強く影響を受けたものを教えてください。

A087:子供の頃に作られた根っこはアーネスト・シートン、ミヒャエル・エンデ、

    斎藤敦夫の作品です。

    あと、当然ながら三国志、そして攻殻機動隊といくつかのSF小説、

    泉鏡花と澁澤龍彦の作品群あたりもわかりやすく影響されています。



Q088:あなたの作品を好きな人に是非おすすめしたい作品を3つ教えてください。

A088:シナリオの傾向からしてモロバレだと思いますが、『蟲師』と『モノノ怪』!

    と、ここまではサッと出てくるんですが、他にシナリオと親和性が高い作品……。

    いっそ『池袋ウエストゲートパーク』。ジャンルはともかく根は近い気がします。

    もしくは、丸谷才一の『持ち重りする薔薇の花』の湿度を感じる人間関係とか?



Q089:上記以外で、最近出会ったおすすめの作品を3つ教えてください。

A089:ゲームだと、昔からお前は好きそうだぞと言われていた『428』とか。

    小説だとケン・リュウの短編『結縄』に大興奮しました。こういうの楽しい。

    あと久しぶりに映画系の音楽を漁っていて、やっぱりTwo Step From Hell

    のストレートな盛り上がりが好きだなあとしみじみ思いました。



Q090:創作をする上でフェチや癖(へき)があれば教えてください。

A090:世界・社会と個人が密接にかかわりながら進む群像劇的な話が大好きです。

    個人を活写しながらその背景にある社会や世界を描き、逆に社会や世界から

    すればほんの一瞬・一端である個人のワンシーンを現実のように体感する、

    みたいなバランスのは本当に……うおおぉ……となります。



Q091:作業中にBGMは流しますか?

A091:気分をセットするために流していることが多いです。

    が、しっかり集中していると静かな方が進んだりします。



Q092:おすすめの息抜き方法を教えてください。

A092:寝る!遊ぶ!好きな作品摂取!うまいもの食う!あたりの月並みな回答に。

    創作に直結するやり方なら、音楽聴いたり歩いたり身体を動かしながら

    やりたい場面の脳内再生をしたり、好きな文章を音読すると集中できます。



Q093:創作活動と規則正しい生活の両立はできていますか?

A093:まあそこそこ……。仕事で朝早いので強制的に起きはします。



Q094:一日の中で最も作業が進む時間帯は?

A094:休日の午前中が一番いいかも? あとは自由時間が夜なのでどうしても夜になりがち。



Q095:作業中、どうしても眠い時はどうしていますか?

A095:お年寄りなのでおとなしく寝ます! INTが死ぬと判りやすく文章が崩壊する!

    シナリオ企画に間に合わせようとしたりもしましたが、やはり眠いとダメです。



Q096:創作に関係があってもなくても、QOL(生活の質)が上がる身の回りのアイテムを教えてください。

A096:美しい茶器や酒器を集めているため、それで美味しい酒や茶や珈琲を飲むのが好きです。

    あと、本棚にきっちり本が並んでいると嬉しい。床に置くな。




●最後に


Q097:他の表現手段(小説や漫画、他のゲームシナリオ等)ではなく

    TRPGシナリオとして作品を制作する理由があれば教えてください。

A097:繰り返しになってしまいますが、自分にとってのシナリオは「誰かと遊ぶために書く」が

    前提なので、自己表現の手段として……という感覚はあまり持っていません。

    (こういう物語を味わってほしいとか、こういう活躍をしてほしいとかはあります)



Q098:TRPGシナリオが、他の表現手段と違っている点は?

A098:シナリオを書き上げるのがモノとして目指す最終形ではない、というところ。

    自分以外の人が参加してプレイされるその一瞬一瞬で物語が成立してゆく、

    セッション完了で初めて完成形になる、というのがとても面白いですね。



Q099:TRPGシナリオ以外で挑戦してみたい表現手段はありますか?

A099:未経験のものなら音楽とか3Dモデリング系でしょうか。

    まあ、すでに小説と絵とシナリオと動画であっぷあっぷですが……笑



Q100:よろしければ現在温めている書きたいネタや、これからの活動のご予定を教えてください。

A100:次回作はおそらく『Struggle On the Sea』と仮題をつけた海難シナリオです。

    その前に『そろそろ森にかえらなきゃ』のβ版をなんとかします。




質問は以上です。ご回答誠にありがとうございました。



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